物件の管理形態（管理会社の有無）って何？

今回は、物件の管理形態についてご説明いたします。
これは主に「管理会社が関与しているかどうか」によって大きく分かれます。ざっくり言うと、以下の2つのタイプがあります：

##1. 管理会社あり（委託管理）
　オーナーが不動産管理会社に物件の管理を委託しているケースです。管理会社がいる物件には、安心感と手間の少なさという大きなメリットがあります。共用部分の掃除や建物のメンテナンス、設備の故障対応、住人同士のトラブルなど、面倒なことをプロが代わりにやってくれるため、入居者は快適に暮らせます。

また、契約や更新手続きがスムーズなのも魅力。管理体制がしっかりしていると、建物自体の価値も保たれやすく、長く安心して住むことができますよ。

ちょっとした不便や悩みごとも、すぐに相談できる窓口があるのは心強いですね。

##2. 管理会社なし（自主管理）
　物件オーナーが自ら管理しているケースです。自主管理の場合、オーナー自身が修繕やトラブル対応、家賃管理などを行うため、対応が遅れたり、対応方法がバラついたりすることも　一方、管理会社がいれば、専門スタッフが対応するため迅速かつ丁寧な対応が期待できます。

また、共用部の清掃や点検などの維持管理のクオリティも異なることが多く、長期的に見ると建物の清潔さや住環境に差が出やすいです。

ただし、自主管理ならではの「融通の利きやすさ」や「家賃交渉の柔軟さ」など、物件オーナーと親密になることでメリットがあることもあります。

どちらのタイプにもメリット・デメリットがあるので、物件を選ぶ際にはしっかり確認しておくと良いですよ。「安心・スムーズさ」を重視するなら管理会社ありのほうが一般的におすすめです。

##3.常駐管理と巡回管理
　常駐管理と巡回管理は、物件の管理スタッフがどのように建物を見守るかという管理体制の違いを指します。

** 常駐管理
管理人さんが物件内に毎日決まった時間常駐している形態です。住人との距離が近く、トラブル対応や共用部の清掃、点検などが迅速に行われやすいのが特徴。「管理人室」があるマンションによく見られます。

** 巡回管理
管理会社のスタッフが定期的に物件を訪問して管理を行います。コストが抑えられるため、小規模な物件や空室が多い場合に多く採用されています。ただし、何かあってもすぐに対応できるわけではないため、緊急時は管理会社への連絡が必要です。

住環境の快適さや安心感にもつながるポイントなので、物件選びの際にはこの点も注目してみてくださいね。