【坪数別】飲食店開業時に考える防犯対策のポイントと費用目安

~小規模店でも「最低限」と「過剰」を見極める~
飲食店の防犯対策は、店舗の規模(坪数)によって最適解が変わります。
小さなお店に大規模な警備は不要ですが、逆に「小さいから何もしなくていい」は危険です。
ここでは
5~10坪/10~20坪/20~30坪
それぞれの店舗規模に合った防犯ポイントと、現実的な費用感を解説します。
目次
① 5~10坪(小型店舗・個人店・カウンター中心)
想定される業態
- カウンター居酒屋
- バル・立ち飲み
- テイクアウト主体
- ワンオペ営業が多い
防犯リスクの特徴
- レジと客席が近く現金が見えやすい
- 店主不在時(仕込み中・不在時)が狙われやすい
- 勝手口・裏口が簡易なケースが多い
最低限押さえるべき防犯ポイント
✅ 防犯カメラ:1~2台
- 出入口+レジ方向
- 「映している」ことが分かる位置が有効
✅ 扉・窓の施錠強化
- 補助錠
- シャッターがなければ要注意
✅ 現金管理ルールの徹底
- 深夜に現金を溜めない
- レジ内は最小限に
費用目安(5~10坪)
| 内容 | 初期費用目安 |
|---|---|
| 防犯カメラ(1~2台) | 5万~10万円 |
| 簡易レコーダー等 | 2万~4万円 |
| 施錠・補助錠 | 1万~3万円 |
| 合計 | 8万~15万円前後 |
👉 小規模店は「抑止力重視」
完璧を目指さず、「狙われにくい店」にするのがポイントです。
② 10~20坪(標準的な飲食店)
想定される業態
- 居酒屋
- カフェ
- 小型レストラン
- スタッフ2~4名体制
防犯リスクの特徴
- ホールと厨房が分かれる
- スタッフ間トラブル・金銭管理の問題
- 無銭飲食・酔客トラブル
押さえるべき防犯ポイント
✅ 防犯カメラ:3~4台
- 出入口
- レジ
- ホール全体
- 厨房/バックヤード入口
✅ 勝手口・裏口の侵入対策
- 補助錠+人感センサー
- ガラス破り防止フィルム
✅ 「記録」が残る体制
- トラブル時に事実確認できる
- クレーム対応力が上がる
費用目安(10~20坪)
| 内容 | 初期費用目安 |
|---|---|
| 防犯カメラ(3~4台) | 10万~18万円 |
| 録画機器・モニター | 3万~6万円 |
| 侵入防止対策 | 3万~5万円 |
| 合計 | 15万~25万円前後 |
👉 この規模から
「防犯=経営管理ツール」
という位置づけになります。
③ 20~30坪(中規模店・売上規模が伸びる店舗)
想定される業態
- ファミリー層向け飲食店
- 客席数40席以上
- アルバイト複数名
防犯リスクの特徴
- 客席の死角が増える
- スタッフ管理・内部不正リスク
- 営業時間外の侵入・荒らし
強化すべき防犯ポイント
✅ 防犯カメラ:5~6台以上
- 店外
- 出入口複数
- レジ
- 客席死角
- バックヤード
- 勝手口
✅ 警備システムの検討
- 深夜侵入
- 火災・異常検知
- 異常時の自動通報
✅ スタッフ教育とセットで運用
- カメラ設置目的を明確に共有
- ルール化でトラブル防止
費用目安(20~30坪)
| 内容 | 初期費用目安 |
|---|---|
| 防犯カメラ(5~6台) | 18万~30万円 |
| 録画・管理設備 | 5万~10万円 |
| 警備システム初期費用 | 5万~10万円 |
| 合計 | 25万~45万円前後 |
※別途
- 月額警備費:5,000円~15,000円程度
👉 この規模は
「何かあった時の備え」=売上を守る防衛線
として考えるのが正解です。
坪数別まとめ(考え方の違い)
| 坪数 | 防犯の考え方 |
|---|---|
| 5~10坪 | 狙わせない・抑止力重視 |
| 10~20坪 | トラブル記録・管理重視 |
| 20~30坪 | リスク分散・経営安定重視 |
最後に|防犯費用は「削るか」「調整するか」
飲食店開業時、防犯費用は削られがちですが、本来はゼロ or フル装備の二択ではありません。
- 店舗規模
- 立地
- 営業時間
- 客層
これに合わせて最適化することが重要です。
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